○簡単整備七か条
一 まず、空気圧のチェックです。空気が少ないとリムとチューブの当たりが大きくパンクしやすくなります。パンクした場合の穴や裂け目が大きく最悪チューブ交換となります。乗り心地にも影響しますので、最初にチェックです。乗った状態で接地面が2~3センチ程度の空気圧が適当と思われます。
二 前ブレーキ、後ブレーキの効きは大丈夫ですか。片方づつ効き方を確認してください。安全走行は支障なく止まることが前提です。通常、ブレーキワイヤーとブレーキ本体の接合部にあるネジの調整かワイヤーの張り調整で治ります。
三 ベルが鳴るか、ライトが点灯するか、あるいはこれらのガタがないか点検しましょう。関係して夜間の無灯火走行は危険ですので絶対やらないでください。
四 車体全体にガタがないか、ある場合はどこかを確認しましょう。ガタつく箇所のボルトを締めつけるなど一般工具で直せる場合もあります。
五 特に腕を支えるハンドル、お尻を載せるサドル、足でこぐペダルの三か所は走行に直接影響が出る大事な箇所です。それぞれ部分的にガタがないか確認しましょう。ペダルやクランク軸の締め付けは専門工具が必要です。
六 チェーンがチェーンカバーにあたるなどゆるんでいませんか。チェーンは長年走っている間に伸びてきます。チェーン引きの調整で治る場合もありますが、チェーン交換が必要な場合もあります。
七 タイヤの空気が減りやすくないですか。ほとんどが虫ゴムの劣化かパンクに原因があります。まずは虫ゴムの交換を試してみましょう。虫ゴム交換はだれでも簡単にできます。通常、翌日まで空気が減らなければラッキー、これで大丈夫です。